ドラえもんのあらすじ
のび太にジャイアンから電話が掛かってくる。ジャイアンとペアで運動会の二人三脚をすることになったため、練習する予定だった。ところが、勝利にこだわるジャイアンはうまくできないのび太に「運動会を休め」と言い出す。落ち込むのび太を見たドラえもんは、“人間機関車セット”を取り出す。頭に煙突をかぶり、石炭を食べて水を飲むと、蒸気機関車のようにものすごい速さで走ることができるという。言われた通りに煙突をかぶり、石炭と水を口に入れたのび太は、ママに頼まれたお使いをあっという間に終わらせると、二人三脚の練習のためジャイアンの元へ。しかし、残っている石炭を全て食べてしまい大暴走し、制御不能になってしまう。
のび太は、母の日にママと買い物に出掛け、奮発してステーキ用の肉を買おうとするが、ママは値段を見て驚いてしまう。その帰り道、スネ夫が10キロもあるステーキ用の牛肉を運んでいた。スネ夫のママは「安かったからつい…」と言い、隣町の大きなスーパーに車で買いに行ったのだとチラシを渡す。のび太はドラえもんに車を出してほしいと頼み込むが、車を出したとしても免許やガソリン、駐車場はどうするのかと聞かれ、のび太は肩を落とす。その後、ママのために、隣町にあるスーパーに車で買い物に行きたいという理由を知ったドラえもんは、“カー”と名のつくものに貼ると、何でも車にできるという“カーワッペン”を取り出す。
運動会の借り物競走の練習をするため、何かいい方法はないかとのび太たちに相談されたドラえもんは、ひみつ道具“タイム借り物競走キット”を取り出す。時空をワープし、カードに書いてある物を過去から借りてきてゴールを目指す、借り物競走をしながら過去の歴史も学べる道具だという。早速、のび太としずかチーム、ジャイアンとスネ夫チームに分かれて借り物競走を始める。
おもちゃのチラシを見た後に、欲しいものリストを作ってみたのび太は、リストの合計額と、貯金箱の中身を比べて、思わずため息をつく。そこに、ドラえもんがおやつのどら焼きを運んでくる。するとのび太は、ママにどら焼きがいくらだったか聞き、どら焼きを返すから、その分の代金100円をお金でほしいと言い出し、ママから100円をもらうことに成功する。ところが、のび太は100円をもらったものの、ドラえもんが食べているどら焼きを物欲しそうに見てくる。それに気づいたドラえもんはあきれつつも、ミラーに映したものを本物にして出すことができるという“フエルミラー”を取り出す。