『ビッグマウス』オ・チュンファン監督が明かすイ・ジョンソクの素顔 「愛情表現が必要な撮影では恥ずかしがっていた」
イ・ジョンソクさんは、とても細やかで、頭のいい俳優さん
――イ・ジョンソクさんとは「あなたが眠っている間に」でご一緒されていますね。監督として、彼はどのような俳優なのか、またそれからどのように成長したと思われますか?
イ・ジョンソクさんは、とても細やかで、頭のいい俳優さんだと感じています。番組全体や自分のキャラクターを分析する能力に長けています。彼と仕事をするときは、いつも嬉しい驚きがあります。だからこそ、私は彼を全面的に信頼し、監督と俳優という関係ではなく、同僚として一緒にいろいろなことを議論しています。「あなたが眠っている間に」の時もそうでしたがイさんは常にベストを尽くしてくれる人であり、信頼できる同僚です。
――イ・ジョンソクさんは、本作で複雑で常に変化するキャラクターを演じています。このキャラクターをうまく演じるために、二人が話し合ったことはありますか?
勝ち目のない弁護士、濡れ衣を着せられた男、生き残るために犯罪者のふりをしなければならない男、そして犯罪者の力を借りて大きな悪と戦わなければならない男。これらすべての状況を通じて、チャンホというキャラクターは、時に弱々しく、時に邪悪に、そして時に憤怒に満ちた表情をしなければならない人物なのです。衣装やヘアメイクはもちろんですが、演技のトーンも微妙に変えていかなければなりませんでした。
チャンホの感情が具体的にどうあるべきか、それをどう表現して視聴者に受け入れてもらうか、イ・ジョンソクさんと細かく話し合いました。チャンホは時に役立たずにも見えますが、正義感が強すぎず、ナイーブでもないキャラクターです。ただ状況に従うのではなく、何かをしようとする人です。だから、何度も話し合い、このキャラクターがどう反応し、どう見えるかを一生懸命考えました。
――イム・ユナさんとは今回が初キャスティングですね。一番驚いたこと、彼女のどんな可能性を感じたかを教えてください。
私は、テレビドラマや映画、そして少女時代を通して、イム・ユナさんの長年のファンです。彼女の最大の魅力は、スクリーンの中で見せるポジティブなエネルギーと強さだと思いますが、実際に彼女との撮影でもそのエネルギーを感じることができました。イム・ユナさんは、カメラの外でもポジティブで、良いエネルギーをたくさん発している人です。そして何より、撮影中も撮影後も一生懸命な人です。
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