諦めない祐馬と待ち続ける加瀬との関係性に答えが…!
有栖に振られても諦めない姿勢を見せ続ける黒澤祐馬(鈴鹿央士)だが、ラストだと決めていたダンスオーディションに落選。有栖と距離を取ってしまう。2人の関係は終わってしまうと思われたのも束の間。キュレーターを目指す有栖がつかんだ最終選考直前で、海が熱で保育園からの呼び出しが。すると自分が代わりに行くと駆け出す祐馬。有栖のことが好きだと改めて自覚した祐馬は、自分の足で立ち再び夢に挑戦することと、有栖や海の力になりたいという思い告げる。
一方で、大人のラブストーリーパートを担っていたのは瞳子を待ち続けた加瀬息吹(上杉柊平)。加瀬の告白から付き合うまで、そしてその後プロポーズを承諾するまでと、2人には長い道のりがあった。将来子どもが望めないかもしれないという葛藤はもちろん、有栖や海との生活がある瞳子は、決断までにかなりの時間を要した。
「鈴鹿さんと上杉さんにはこちらの想像のはるか上を行く魅力的な祐馬と加瀬を演じてくれました。金沢でのキスシーンから始まった、加瀬の待ち続けた時間は本当に長い(笑)。瞳子がなぜ加瀬に惹かれたのか、加瀬もなぜ瞳子を待ち続けることができたのか、第9話のふたりの姿から伝わるものがあったのではないかと思います。一方、誰よりも優しさに溢れていて、でもそれを相手に押し付けることをしない鈴鹿さん演じる祐馬の演技は素晴らしくて惚れ直しました。恋愛のことなど考える余裕のない有栖にとっても、祐馬と一緒にいるときはなぜかいろいろな心の鎧を外して自然体でいられる。諦めない祐馬が有栖とどんなラストを迎えることができるのか、ご期待いただきたいです」
最終回は、「“未来”に続くストーリーに」
夢に向かって歩き出した直後に分かった有栖の妊娠をきっかけに、奇跡のような出会いをした有栖と瞳子。一緒に暮らしながらお互い助け合い、海を育ててきた。そんな2人を主人公にした物語もいよいよ最終回を迎える。
「まずはここまで見てくださった多くの方々に、感謝申し上げます。福原さんは難役ながらも、ご自身の中にある芯の強さと真っ直ぐさで、回を追うごとにどんどん我々を魅了する素晴らしい有栖を演じてくれました。深田さんは、その柔らかさとしなやかさで、強くて時おり弱い唯一無二の素敵な瞳子を見せてくれました。全キャストが素晴しいお芝居でつくりあげてきた本作もいよいよ最終回です。それぞれの登場人物の未来に幸あれと思えるようなエンディングとなっておりますので、最後まで見届けていただけたら幸いです」