水樹奈々にとって“歌”は「魔法」「生きていくうえでなくてはならないもの」
ーー今回のツアーは、4年ぶりの声出しライブだったと思います。お客さんの反応はいかがでしたか？
この4年間のライブでは、ファンの皆さんが拍手やペンライトで応えてくださっていました。そんな無言のライブに慣れつつあった中で、今回ようやく声出しが解禁されて、これぞライブだなと改めて実感しました。皆さん1曲目から絶唱してくれて、声のシャワーが降り注いでくるような感覚でしたね。ものすごくパワーをいただきました。
ーー水樹さんにとって、歌とはどういったものでしょうか？
私のエネルギー源ですね。衣食住、歌みたいな感じで、生きていくうえでなくてはならないものです。幼い頃からずっと歌ってきて、常にそばにあったものなんです。不思議な話なのですが、歌っていると体の不調も治るような気がするんですよ。自分にかける魔法というか、特殊能力みたいな感じですね(笑)。歌うことによって、自分が持っている力を最大限に引き出せるような気がしています。歌があったから、どんな時も歩みを止めずに突き進むことができました。
今後の大きな目標「77歳まで現役で駆け抜けたい」
ーーライフステージが変化しても、変わらずにパワフルなライブも続けていますね。長年活躍を続けられるのは何故でしょうか？モチベ―ションやパワーの源について聞かせてください。
皆を喜ばせたい、驚かせたいという気持ちが私の動力源です。子どもの頃からサプライズが大好きなんですよ。準備している時からワクワクが止まらなくて。ライブってその感覚に似ているなと思います。大好きなファンの皆さんをいかにして喜ばせるかということに全力を注いでいます。皆さんの笑顔や驚いた顔を見ると「よっしゃー！」って、めちゃくちゃ幸せな気持ちになるんです(笑)。大好きな音楽で人を驚かせることができるのが最高です！
ーーすでに、ソロでドームやスタジアムのような会場を埋めてしまうパワーを持った水樹さんですが、今後の目標や夢はどんなものを描いていますか？
まず、77歳まで現役で駆け抜けたいという大きな目標があります。30周年など節目のタイミングで、47都道府県を一気に回るツアーもやりたいなと思っています。あとは、もう少し大人になったら演歌の曲をリリースしたいです(笑)。演歌を歌うためにはもっと色々な経験を積んで、深い味わいを出せるようにならないといけないので。そして1ヶ月座長公演をやってみたいなという夢もあります。それこそ、枠に囚われず色々なことに挑戦し続けていきたいです。77歳に到達したら、次は100歳までとか言い出すかもしれないですけど(笑)。これからも面白いことにチャレンジしていきたいですね。
ーー水樹さんは変わらないことと変わることをバランス良くナチュラルにできていますよね。
ありがとうございます。皆さんが喜ぶことをということが軸になっているので自然とそうなっているのかもしれません。いつも皆さんからのメッセージやファンレターを読んで、ライブや曲作りの参考にさせていただいています。そこに私らしいスパイスを加えながら、各年代ごとの水樹奈々を楽しんでもらえるように進化していきたいです。
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