さまざまなヒットコンテンツが生まれた2023年。多彩なエンタメコンテンツを発信してきたWEBザテレビジョン編集部が、反響のあった注目コンテンツを紹介する。その一つが、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のドキュメンタリー「挑戦者・山下智久」(全10話)だ。「韓国」「音楽」「日本」と3つのテーマで、俳優や歌手として活躍し続ける山下智久を紐解いていく同番組。本記事では、第1話～第6話にわたって山下の素顔に迫った【韓国編】と【音楽編】を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
韓国グルメを堪能する山下が“泥酔エピソード”を披露
密着の出発地点となったのは“韓国”。山下には韓国に仲の良い友人がおり、普段はその友人に会うことが目的で、あまり外出をしないのだという。そんな山下の希望は“おいしい店に行くこと”で、向かった場所は広蔵広場(クァンジャンシジャン)という市場だ。市場ではキンパなどを食べ歩きし、簡単な韓国語を使い現地の人と楽しそうに交流をする姿が映し出されている。
そして第2話では、山下と共通点のある“挑戦者”たちと対談。まずは韓国でダンサーや振付師として活躍するRENANが登場。同じ海外で活躍する者同士、山下はこれまでの苦難について語り、「折れっぱなしでもやるしかない」と前進し続ける姿勢を見せていた。
次に出会ったのは元Wanna Oneのメンバーで、現在はAB6IXのメンバーとして活動するイ・デフィ。デフィとは“アイドルグループに所属”という共通点があることから、話しは大いに盛り上がった。後輩であるデフィから“演技と音楽活動の両立”について聞かれると、「若い頃は気楽にできていたけど、年を重ねると深堀したくなるから両立が難しい」と流ちょうな英語で苦難を口にするシーンもあった。
また楽曲制作において、“トレンドの早さに身を任せることの大切さ”についても共感し合っていた2人。デフィは、年を重ねてもなお活躍を続ける山下に「あなたみたいになれたらいいな」と羨まし気に語っている。
その後意気投合した2人は、デフィのおすすめで「ヨンチョンヨンファ」という韓牛が食べられる焼き肉店へ向かう。食事の席では飲酒の話も登場し、山下が“酔っ払って寝て起きたら、空のカップラーメンが置いてあった”というエピソードも披露。
完璧に見える山下の意外な一面に、デフィも親近感を覚えたようだ。2人は友人になり連絡先を交換し、また再会することを約束した。
音楽活動を通して垣間見える、山下のストイックな性格
【音楽編】では、山下が事務所から独立して実に5年ぶりとなる全国ツアーの密着が放送された。ここでは、ドラマ撮影で多忙を極める中でもファンのことを想い、できることを全力でやり抜く山下の姿が印象的だった。山下にとっての音楽活動は、「ファンと自分をつなぐ大切な存在」だという。自分とファンの2つが合わさることで一つのライブになることを意識し、活動をしているそうだ。
本番1週間前のリハーサルでは、表現者、そして創作者としてパフォーマンスだけでなく舞台構成や映像、演出など細かい部分まで意見を出し形にしていく。本番まで時間が迫る中、ツアー曲の中にラップがないことに気付いた山下は、楽曲の中に急遽“ラップ”を追加してレコーディングに挑む姿も。他の出演者はそんな山下の姿について「ストイック」と評価し、その証拠に、出演者が帰宅した後もレコーディングは続いた。
その後名古屋からツアーが始まり、神戸、横浜と公演は進んでいく。ファンの歓声を浴び、「長い間待ってくれているファンの想いを受け取りつつ、全力で返していきたい」と意気込む様子も映し出された。
そんな山下は大手事務所から独立した時のことを振り返り、“最初は右も左もわからない状態だった”と語っている。しかし周囲にサポートしてもらいながら、ファンのために常に“かっこいい”のアンテナを張って吸収していった山下。結果、独立後初の全国ツアーは大盛況の中幕を閉じるのだった――。
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