松平定信を演じる宮舘に集まる視聴者からの声
本作で松平定信を演じているのは、Snow Manの宮舘。独特のトークや「セクシー、ロイヤル、美しい」をモットーに、独自のキャラクターを確立。どんなことにも全力で取り組む姿勢が評価され、数多くのファンや視聴者を魅了してきた。
そんな宮舘は、本作で連続ドラマレギュラー初出演を果たした。さらに、時代劇に挑戦したいという長年の夢をかなえただけではなく、憧れの先輩・亀梨とも共演するなど、宮舘にとって「大奥」は特別な作品ともいえる。
今回、宮舘が演じる定信は、徳川(田安)宗武の息子で白河藩藩主。徳川将軍家の血を引く家治のいとこに当たる。また、定信は幼い頃に養子に出された過去があり、今も胸の内にある思いを秘めており、家治とはライバル関係という間柄だという。
さらに、家治の正室となる倫子の幼なじみでもある。物語のキーマンと言っても過言ではない定信を宮舘は演じている。連続ドラマレギュラー初出演とは思えないほどの幅広い表現力に、初登場時から、視聴者の注目を集めている。
その証拠に、Xでは、「表現力がすごい」「定信がずば抜けてすごい」「定信役の方、演技が上手だ…」「迫力がある」と宮舘の演技を絶賛する声が多く上がり、何度か「#松平定信」がトレンド入りしている。
優しさと残酷さが同居する定信
定信は2つの顔を持っている。まずは、幼なじみの倫子だけに見せる優しい表情だ。家治と倫子の婚儀に宗武とともに顔を出した定信は、江戸城にやって来たばかりで心細い倫子を気にしていた。誰もが倫子に冷たい態度を取る中で、ただ一人だけ優しく接する定信に対し、心をときめかせた視聴者もいただろう。
第4話では、倫子が増上寺代参をすることをきっかけに、定信と倫子が幼なじみだということが明らかになる。楽しそうに街を散策する定信と倫子にどこかほっこりとした気持ちになった。その一方で、定信が、損をして、“当て馬キャラ”で終わってしまうのではないかと心配する声もあった。
だが、そんなことはなかった。定信が持っているもう一つの顔が、その心配を吹き飛ばすことに。倫子に優しく接していた定信の残酷な面が、話数を重ねるごとに現れていった。
同じキャラクターなのかと疑ってしまうほどの表情の変化と、それを生み出す宮舘の表現力。Xでは「どっちが本物なの!?」「恐怖だよ!」「え、同じ人だよね…?」と驚く人々が続出していた。
優しさと残酷さが同居する定信は、3月7日放送の第8話でもさらなる恐怖を視聴者へ与えていった。