「めちゃイケ」最終回【全メンバーコメント】岡村「恥ずかしいですけど最後に言わせていただきます…」(後編)
31日「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ系)が最終回を迎え、22年間の歴史に幕を下ろした。最終回は1996年10月放送の第1回のオープニングを再現し、船上にレギュラー陣が集結。昨年11月に番組終了が決定後「終活」を行ってきた「めちゃイケ」だったが、最後は前向きに最終回を祝う「祝活」として小栗旬や綾野剛、松岡修造など豪華ゲストが登場し、めちゃイケメンバーをねぎらった。
最後は22年間使っていたセットや不用品で秘密基地を制作。そこで念願だった岡村結婚式を開催。新婦は犬の人形となったが、めちゃイケメンバーそれぞれが、「祝辞」という形で番組に対する思いを語った。以下、メンバーコメント後編。
川村エミコ(たんぽぽ)
岡村さんと先日、(加入後)8年経って初めてちゃんと新幹線でお話させていただいて、貴重な時間をありがとうございました。岡村さんの好きな映画が「プラダを着た悪魔」だった…(笑)。私が「めちゃイケ」の皆さんをテレビで初めて見たのは高校生の時だったんですけど、まさにキラキラしていて。私はというと、クソ暗くて泥人形みたいな日々を送っていたので憧れそのもので。まぶしかったです皆さん。「イエーイ!(とハイタッチ)」をやったのも「めちゃイケ」が初めてです。この前のテストで3位でナイナイさんと「イエーイ」とハイタッチさせていただいたのも緊張しました。いろんな初めてをめちゃイケで経験させていただいて。めちゃイケに入れていただいたことで人生が変わりました。それまでは生活用品を買うのもままならずだったのですが、トイレットペーパーをふつうに買えるようになりました 。食器用洗剤も2リットルのペットボトルで薄めていたんですけど、濃いまま使うことが出来るようになりました。そしてバイトでスナック「クォリティ」というところで働いていたのですが、バイトを辞めることができました。そこではみんな源氏名が「ともちゃん」「ももちゃん」なのに、私だけ「野口」でした。
濱口優(よゐこ)
僕は常に「めちゃイケ」がなくなることは想定しながらやってきたつもりなので、だからといって何かが変わることはないんですよね。でも「めちゃイケ」ってそれで終わらせてくれないというか「どう思ったのか、腹の底を見せろよ」というのがあると思うので(言いますが)…むちゃくちゃ悔しいですね。なんで終わらなあかんのやろって。この悔しさって一回あったんですけど。岡ちゃん(岡村隆史)が休むって時に、新メンバーオーディションするってなったんですね。でもその時はじめて(総監督の)片岡飛鳥さんに反対して、岡ちゃん帰ってくるまで、なんで僕らじゃダメなんですかって思いで反対しました。オーディション終わって思ったのは、魅力的で面白い人ばかりでした。新メンバーが入ってなかったらきっと8年前で終わっていたと思います。自信がないという声もありましたが、めちゃイケが続いたのは新メンバーの皆さんのおかげです。山さん(山本圭壱)も帰ってきて、この終活をやっている間僕は面白かった。「えー?終わっていいの?」というのが僕の正直な気持ちですね。場所を変えてもやろうよっていう気持ちが僕の中にずっとあって。またやりましょうよ、終わりじゃないでしょ。やりたいですね。また俺と遊んでください。一回ね、バラバラになってしまって集まれる日が少なくなるかもしれないけど。裏番組になったらトコトンやりあいましょう。…というわけで僕、来週出川さんの裏番組に出ます。三週間前に収録済ませてきました。これからは敵同士やぞ!
雛形あきこ
そういうずっとやってきたコーナーの最終回を見ると、本当に終わるんだなっていうのを余計に感じるというか。すごい長いことやってきたことが終わるんだなというのを改めて感じることが多いなって。必要とされれば頑張るのはもちろん大前提であるので、ある時雪山でタイヤのチューブに載ってすべって距離を競うというのをやったんですけど。顔からツッコんで。みんなすごく笑ってくれたんですけど本人はすごい痛くて。「あ、いかん」って岡村さんが絆創膏をはってヒゲを書いて、口の上が切れちゃったんですけど「これで大丈夫」って。「大丈夫でも何でもない」と思ったんですけど、他の仕事もあるし大変だなと思ったんですけど、みんなが笑ってくれているのはすごいうれしくて。そこで何か起こっても信頼して身を預けられる番組で。それで何年か会わなくて、会った時に恥ずかしくない自分でいたい。頑張っていたいなって思います。当たり前で会っていた人たちとこれだけ永くいることがどれだけすごいことか。あまり考えたことはなかったんですけど、考えさせられる半年でした。
山本圭壱(極楽とんぼ)
(番組終了の)一因にも、一因にもなっているんですよ。僕が言うべきことではないのですけども。悲しいですね。今回これが最終回ということにあたって、オープニングからまた皆さんの前にいて、集まって。番組の最初からいれるという。ありがたいなと。そしてエガちゃんに会ったり、中居君に会ったり、錦野さんに会ったりして、後ろから大きい声でガヤをしている有野だったり濱口だったり加藤だったり、人の頭越しに見ている。あぁ「めちゃイケ」に帰ってきたなと。(何度も頭を下げ)本当にありがとうございます。私にとっては本当にありがたかったです。本当にありがとうございます。
光浦靖子(オアシズ)
「とぶくすり」の時から劣等感があって。一番ダメな子だったんで。そんなことも乗り越えるくらいの長い時間がたって、そんなコンプレックスもないし、私よりこの人が笑い取っているとか、この人のほうが前にでているとかそんなことを一切思わないところにまで来まして。メンバーのことが全員好きなんですね。今。でもそういう時に終わるんですね。いかんですね。私のジンクスとして、バレンタインの時にチョコを配りながら、その年に一番ステキだった感謝する人に、私はテディベアを作って渡していたんですね。毎年いろんな男子メンバーにあげていて。私のクマを5つ集めたら、私はその人と結婚しようと思っていて。誰が集めるのかな~なんて俯瞰で見ていたら、ある日誰かが前室で「クマ4個貯まったら死ぬで」って言っていて。ショックすぎて「なんてステキな発想をする仲間たちだ」と。その時から私の感覚も狂ってきているんですね。
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