1月14日(土)からシネマート新宿ほかで公開される映画「闇金ドッグス5」で主演を務める青木玄徳にインタビュー。作品の見どころの他、自身の役どころ、共演者の印象などを語ってもらった。
――今回でシリーズ通算第5作目ということですが、最初にお話を聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?
その後というのも面白そうだなと思いましたし、ありがたく撮影に参加させていただきました。しかも主演という立場で、なかなか面白い作品を作れたんじゃないかなと思います。
――あらためて青木さん演じる須藤司の役どころを教えてください。
元ホストで、闇金業者に借金している側の立場だったんですが、ひょんなことから“ラストファイナンス”の安藤忠臣(山田裕貴)と接点を作り、忠臣に付いていくことになり、そして今ではすっかり忠臣の下で生きる闇金業者になっていく、そういうキャラクターですね。
――“元ホスト”として演じる上で苦労されたことはありますか?
ホストの方の気持ちが本当に分からなくて、見よう見まねでしたね。“ホスト感”に関しては。台本にはホストという肩書以上に人間性が描かれていて、素直にその人間性を受け取ってキャラクターを生きる。いろいろホストが出ているシーンとか、好きなドラマとか映画とか見て参考にしました。
――山田裕貴さんとは今シリーズで初共演だと思いますが、最初の印象はいかがでしたか?
もっと堅い感じの方なのかなと思っていました。でもすごくフラットで、浮き沈みなく、和気あいあいと(笑)。そういう感じの方でした。
(芝居の話は)そこまでは話してないです。ただお互い芝居を見ているんで、どういうふうに感じるかが全てだと思うし、やっぱり「こう感じてほしいな」とこっちに依頼があったとしても、それは言わずにお芝居で実際にやって、向こうが感じてくれるというのは一番ベストなやり方だと思いました。
こっちがこうやってほしいな、ああやってほしいなとか思っているときに、それをやってくれる上に、向こうも「じゃあ、これもう1個足してもいい?」っていう話もあるんで、「ナイスなアイデアをありがとう」みたいなところはお互いにあると思います。すごく肩の力を抜いて芝居のできる役者さんですね。
1月14日(土)からシネマート新宿ほか公開
【HP】yamikin-dogs.com
(C)2016「闇金ドッグス4&5」製作委員会
■PROFILE
青木玄徳(あおき つねのり)
'87年10月19日生まれ、埼玉県出身
'11年にミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで氷帝学園の部長・跡部景吾役で俳優デビュー。その後、ドラマ「仮面ライダー鎧武」、舞台「海峡の光」、「瞑るおおかみ黒き鴨」(主演)、「パタリロ」、映画「闇金ドックス3(主演)、「コープスパーティー Book of Shadows」、「インターン!」、「Bros.マックスマン」などに出演。現在ドラマ「猫忍」にレギュラー出演中。今後の待機作に、映画「探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。」('17年初春公開)、「くらわんか!」('17年夏公開/主演)、舞台「里見八犬伝」など多数