佐久間は何枚にも渡る手紙を「気付いたら4ページ書いてました」
続いて「どうやって(書き)始めようと思ったけど、気付いたら4ページ書いてました」と、ファン、スタッフへの感謝と土屋、内田監督へのそれぞれの言葉を4ページにもわたって綴ってきたという佐久間。
「現場で改めて、太鳳ちゃんの人柄や、自分の役や周りの人に対して、いつも誠実で一生懸命に向き合っていく姿勢が本当にすてきで。先頭で旗を振ってくれる姿は、まるで“令和のジャンヌ・ダルク”のようで、あの大きな背中に勇気をたくさんもらえました」と読むと、土屋がジャンヌ・ダルクをまねる一幕も。「太鳳ちゃんがかっこよすぎて、僕にとって憧れの役者さんになりました」と尊敬の念を伝えた。
そして内田監督へは「僕は最初に関わる監督が内田監督で本当に良かったと実感しています。監督が作り上げる世界観が好きです。そして役者を信じてくれて、自由にアプローチしたものを積極的に取り入れてくださる。否定がないからこそ、役を愛することに没頭できたなと感じています。また監督の作品に呼んでもらえるように、これからもっと力をつけて昇進します」と感謝と意気込みを伝えていた。
「この手紙を書き始めた瞬間、吐夢の気持ちが分かりました」
最後に土屋は、内田監督へ「この手紙を書き始めた瞬間、吐夢の気持ちが分かりました。吐夢はもっと会いたいから来てしまうのではない。もう会えないかもしれないと思うから、来てしまうのですね。私は今、吐夢と同じ気持ちです。内田監督組とまたお会いできる日は来るでしょうか。お仕事をご一緒したいなんておこがましいことは言いません。また楽しい話をたくさんできたらうれしいです。そして、生きていて良かったと思える時間をご一緒できたらうれしいです」と感謝の気持ちを。
佐久間へは「12年前、初めて舞台で拝見した佐久間さんは、まるで火の玉のようでした。私がその姿を忘れられないように、佐久間さんは本当にいろいろな姿を、たくさんの人の心に刻みながら生きて来られたと思います。そして今また、新たに佐久間さんは吐夢とともに時を越えようとしています。吐夢の痛みは時代を超えて、愛情とは一体何なのか考える種を蒔き続けることでしょう。吐夢がこれほど切ないのは、演じる佐久間さんご自身が、愛情の正体を分かっていらっしゃるからだと思います。金子さんと一緒に、温かい愛情を少年のように真っすぐ現場に注いでくださいました。本当に救われました」と伝えた。
佐久間はそんな土屋の言葉に「すてきだわ〜」とコメント。内田監督も「良い舞台あいさつだったね。こういう話は現場ではしないので、とても良い日になりました」と顔をほころばせ、佐久間から「最初はあんなに恥ずかしがっていたのに!」とツッコまれていた。
MENT RECORDING
発売日: 2024/02/14