浪川大輔が語る!「トルコ版『僕のヤバイ妻』は本当にヤバイです!!」
“よくできたシナリオ”と“時に出る力技的展開”のバランスが素晴らしい
──まずは、今回の「My Dangerous Wife /『僕のヤバイ妻』トルコ版」の吹き替えの話が決まった時の感想からお聞かせください。
浪川大輔:トルコのドラマって印象になかったので、どんな感じなんだろうというのが最初でした。見るまでは情熱的というか、猪突猛進というか、すごくクセの強い人がいて、インド映画に近いものなのかなと思っていたんですね。急に踊り出す、みたいな(笑)。そういった、その国独特のものがあるのかなと思っていました。
ただ、今回の作品は日本のドラマが原作で、逆輸入みたいなところがあるので、全く違うものになっているのか、それとも似たような感じになっているのかと思って見てみると、ちょうどその間くらいで、オリジナル版を忠実に再現している中、ちょっと演出的に変わっている部分もあって。そういう意味では、見やすく、すごく自然に吹き替えられたというか、違和感なく没頭できました。まだまだ知らないことがあったんだなという感じでしたね。
──浪川さんが演じられている主人公のアルペルは周囲に振り回されるキャラクターですね。
浪川:本当に(笑)。最初、演出家から「ダメ男です」と聞いていたんですが、眼鏡もピシッとかけて、カフェも経営していて、そんなことはないだろうと思っていたんです。だけど、会話の随所にダメ男っぷりが出ていて(笑)。基本、甘えん坊なんですよね。同時に「俺はデキるんだ」とプライドが高くて、たぶん世の女性はイラッとするんじゃないかな(笑)。
そんな彼も含めて、妻、不倫相手である共同経営者の女性、義兄など非常に濃いキャラクターがたくさん出てくるので、誰目線で見るのかというのはあるのかなと。みんなしょうがないなとか、この人はお金が好き過ぎるとか、愛情が深過ぎるとか、視聴者の皆さんも好きに見て、少しでも共感できる人を探していただきたいです。
──アルペルは計画を立てているようで、かなり行き当たりばったりな言動が多いですよね。
浪川:行き当たりばったりばかりです(笑)。妻の方が二手三手先を読んでいるのがびっくりしますし、本当に彼女の手のひらの上で踊らされているんだなあと。でも、時にそこを逆転しそうにもなるので、そのハラハラ感を楽しんでいただきたいです。よくできたシナリオと、時に出る力技的な展開とのバランスが、すごく素晴らしいんです。
7月28日(日)昼0:00-5:40 ※第7話から第12話(最終話)まで放送
映画・チャンネルNECO
原作:「僕のヤバイ妻」(脚本:黒岩勉/制作:カンテレ)
出演:セチキン・オズデミル(浪川大輔) ゴンジャ・ウスラテリ(武田華)
ビゲ・オナル(実川貴美子) ムスタファ・ウストゥンダー(三上哲)
エルデム・アカクチェ(堀内賢雄) ジェレン・ソイル(ちふゆ)
ニライ・エルドンメズ(結川彩) ビフテル・ディンチェル(宮中はるか)
ファーティフ・ドンメズ(赤坂柾之) ハカン・アタライ(露崎亘)
メルト・アイドゥン(虎島貴明)
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