浪川大輔が語る!「トルコ版『僕のヤバイ妻』は本当にヤバイです!!」
“毒”だけは作っちゃ駄目。それはちょっと強めに言っておきたいです
──ところで、浪川さんが声優の仕事をされる上で、一番大事にされていることは?
浪川大輔:「そんなこと?」って思われるかもしれないんですが、“風邪を引かないこと”かな。やはり声で勝負をしていかないといけないので、それって大事だと思うんですよ。
元気だったら、喉を使い過ぎて声が駄目になってしまっても回復するのは早いと思うんです。でも、風邪を引くと治るまで何もできないし、スタジオは密閉された空間だから誰かにうつしてしまう可能性もありますから。
それから、普段、喉のケアはほとんどしないんですが、水を飲むのは喉を潤すと同時に、声帯を冷やすという作業にもなるらしいので、使い過ぎた時は水を飲むようにしています。あとは、なるべく多く寝ることですね。
──先輩の声優の方々と共演されることもあると思いますが、声の出し方など、勉強になることはありますか?
浪川:それはもう、何度も。別に大きな声を出しているわけでもないのに、例えば普通に「よく来たな」って言っただけでもにじみ出てくる説得力が全然違うんですよね。そこは本当に尊敬するところで。何も味付けしていなくてもお肉がおいしい、みたいな。あのテイストはどうやったら出せるのかと。
ありがたいことに、僕もいろんな役をやらせてもらっていますが、例えばものすごく強い役をやる時に、あまり余計なことを言わずに強さを感じさせる。それは本当に難しいんです。“何もしない難しさ”みたいなものをすごく感じますし、それを自分がどこまでできているのか怖いと思うこともあります。
ただ、僕が満足したとか、やってみたい役をやったということよりも、何より見てもらう人に楽しんでもらわないと意味がない。本当にそれが一番大事だと思っています。
──改めて、ドラマ「My Dangerous Wife/『僕のヤバイ妻』トルコ版」の見どころと、放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
浪川:ヤバイですよ、この作品は(笑)。「あの伏線はどうなったの?」と忘れちゃうくらい伏線だらけで何重にも重なっていく展開も面白いです。本当に「最後はどうなっちゃうんだろう?」って。ストーリーが圧倒的に面白いのと、何度も「そうなんだ」と思わせるところがあって。絶体絶命の局面も何度も訪れるので、それをどう切り抜けるんだろうというのは見どころなんじゃないかな。
キーワードは“毒”です。その“毒”も、そのものズバリかもしれないし、言葉かもしれないし、人の中に潜んでいる性格かもしれない。それは見ているうちに明らかになってくると思います。とにかく、“毒”だけは作っちゃ駄目ですよと、それはちょっと強めに言っておきたいですね。ちなみに、アルペルは最後まで本当にダメ人間です(笑)。
それから、お金が嫌いな方ってあまりいらっしゃらないと思うんですけど、お金が好きな方はぜひ見ていただきたいです(笑)。見ていると「こんなにみんなお金が好きなんだ」と感じるので、あとはご自分の判断で彼らの考え方がいいか悪いか決めていただいて、その上で楽しんでいただければと思います。
7月28日(日)昼0:00-5:40 ※第7話から第12話(最終話)まで放送
映画・チャンネルNECO
原作:「僕のヤバイ妻」(脚本:黒岩勉/制作:カンテレ)
出演:セチキン・オズデミル(浪川大輔) ゴンジャ・ウスラテリ(武田華)
ビゲ・オナル(実川貴美子) ムスタファ・ウストゥンダー(三上哲)
エルデム・アカクチェ(堀内賢雄) ジェレン・ソイル(ちふゆ)
ニライ・エルドンメズ(結川彩) ビフテル・ディンチェル(宮中はるか)
ファーティフ・ドンメズ(赤坂柾之) ハカン・アタライ(露崎亘)
メルト・アイドゥン(虎島貴明)
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